ワイシャツの洗濯からアイロンがけ、保管の方法を徹底解説!

多くのサラリーマンにとってワイシャツは肌着と同じで、毎日欠かさず身に着けるものです。
ワイシャツを見ればその人がどんな人なのか分かるっていうくらい、見た目で大きく左右します。

それは高級なワイシャツを着てるかどうかではなく、清潔でキレイにお手入れされているかということ。
全体がシワだらけ・襟元や袖口が黄ばんでいる・食べ汚れがついていたりすると、どれだけ高級でお洒落なワイシャツを着ていても、いい印象を持たれることはまずありません。

しわや黄ばみ・汚れのないきれいなシャツを着ているだけで印象がよくなります。
それだけではありません!着ている本人もビシッと気持ちが引き締まり、それによってモチベーションが上がって、仕事の効率もアップすることも。

正直「洗濯大好き!」なんていう方って少ないですよね。どちらかと言えば苦手な人の方が多いかも。
それでも洗濯のコツを知って工夫を実践すれば、自宅でもきれいなワイシャツに仕上げることが出来るんです。

これさえ知っていれば大丈夫!というポイントをご紹介!
「たったこれだけでいいの?」なんて、目を疑ってしまうものも。

ご主人のために毎日ワイシャツを洗濯をしている主婦の方や自分のために毎日ワイシャツを洗濯しているサラリーマンの方必見です。

ワイシャツを洗濯する前に確認したいこと

脱いだワイシャツをそのまま洗濯機にポイっと放りこんではいませんか?
確かにある程度の汚れは落ちますが、残念ながらこれでは完全にはきれいになりません。
しかもキレイになるどころかワイシャツの生地が傷み、寿命を縮めてしまいます。

洗濯する前にひと手間加えるだけで、ワイシャツが劇的にきれいに仕上がります。
お気に入りのワイシャツをいつまでも大事に着ていただくためにも、面倒がらずにぜひ実践していただきたいです。

洗濯表示を確認

素材や柄などによって洗濯方法・洗剤の種類・干し方などが違ってくるので、洗濯機に入れる前に必ず取り扱い絵表示を確認しましょう。

水洗いOKなものでも水温の設定があったり、水流の強弱の設定が合ったり、洗濯機を使わず手洗いを勧めるものもあるのでしっかりチェックしましょう。

取り扱い絵表示にによって一般的な衣料洗剤を使用してもいいものと、おしゃれ着用洗剤を使用するべきものが分かりますので使い分けましょう。漂白剤が使えるかどうかも重要ポイントです。

2016年12月より洗濯表示が世界共通に一新されました。以前よりマークがシンプルになっているので、基本さえしっかり覚えれば誰でも簡単にベストな洗濯方法が分かります。

シミや汚れがないか確認

ワイシャツを1日中着ていると、どうしても皮脂や汗の汚れは避けられません。特に襟の裏側や袖口の裏側は、肌が直接触れて擦れている部分なので皮脂や汗の汚れが目立ちます。 袖口の表側や腹部あたりは、ペンの汚れや食ベこぼしなども考えられます。汚れは時間が経つにつれて生地の中に入り込んでしまい落ちにくくなります。

汚れが気になる時は、洗濯機に入れる前に部分洗い専用洗剤を使って気になる部分に塗布し、5分ほど放置してから洗濯機に入れるだけで、見違えるぐらいきれいになります。がんこな汚れの時は、ブラシで優しく擦るのがおススメです。

ボタン外れやほつれがないか確認

ワイシャツを着続けていると、どうしてもボタンが取れかかったり摩擦でほつれたりします。取れかかったボタンは洗濯の途中でなくなってしまったら困るので、洗濯前に取っておいて干して乾いたらつけるようにしましょう。

その際に胸ポケットが空であることもチェックしてください。ティッシュやゴミなどはもちろん、大事なメモや仕事に必要な小物なども、洗濯機で洗ってしまった時はもう二度と元には戻らないので大変です。

ワイシャツの洗い方。洗濯機に必要な設定ある?

 

さぁここまで確認出来たら洗濯の準備オッケーです。このまま洗濯機へポイッ!としたいところですが、あともう一仕事。それは洗濯ネットに入れることです。

ワイシャツのしわの原因の多くは、洗濯機の中での他のものとの摩擦や絡まりで起こります。
節水や手間を省くためにもまとめてたくさん洗濯することも多いですが、洗濯物が多ければ多いほど摩擦や絡まりが多くなりしわができやすくなります。出来れば洗濯機の用量の7~8割ぐらいの量におさえましょう。

洗濯ネットにきちんとたたんで入れることで摩擦や絡まりが少なくなりますし、ボタンが他のものに引っかかったり、型崩れや生地の劣化などの心配も減るでしょう。
洗濯ネット1枚にワイシャツ1枚を裏返しにしていれると汚れが落ちやすくなります。最近はワイシャツ専用の洗濯ネットも売っているので、こちらを利用するのもいいですね。

どうしても洗濯ネットが用意できない場合は、袖が絡まるのを防ぐために袖口のボタンと前身頃のボタン穴で止めると、袖が収まるので絡まりを防ぐことが出来ます。

洗濯機のコース設定は標準コースで大丈夫でしょう。取り扱い絵表示に手洗いの指定があれば水流がやさしく脱水も軽めの「手洗いコース」か「ドライコース」を選んで下さい。

洗剤選びも重要です。最近では「粉末洗剤」「液体洗剤」「おしゃれ着洗剤」などの種類がありそれぞれに目的が違うので、素材や汚れの種類や程度で使い分けることが理想です。

実はワイシャツのしわは長時間の脱水によってつくと言われています。出来れば短時間(理想は1分以内)で脱水を終わらせるようにしましょう。適度な水分が残っている方が、干す時に重みでしわが伸びるんです。
洗濯機にもよりますが、脱水の設定で時間が変更できるので一度試してみてください。

もう一つしわをできにくくするための方法が、柔軟剤を使うことです。
柔軟剤は衣類を柔らかく仕上げるのはもちろん、洗濯機の中の衣類の絡まりを防いでしわをつきにくくする効果があります。
最近はいろんな香りの柔軟剤が売っています。自分好みの香りを見つけることで仕上がりが楽しみになり、より一層着心地がよくなるでしょう。

ワイシャツの干し方と注意点

ここまでの要領で洗濯が無事に終わったら後は干すだけです。ワイシャツは干し方ひとつで仕上がりがかなり変わってきます。

とりあえず洗濯機からすぐに取り出しましょう。脱水をかけた後に長時間そのままにしていると、しわがくっきりついてしまいます。
取り出したら両肩の部分を持って大きく何回か振ってみましょう。そのあとに手でパンパンとしわを伸ばすようにしっかりとたたきます。ここまでである程度のしわは伸びてるでしょう。

次にハンガーにかけて、襟や袖口、肩の部分をしっかりハンガーに合わせて干しましょう。
その時に出来るだけ肩幅に厚みのあるハンガーを使用すると、型崩れしにくいんですよ。ここでも生地を縦横斜めに引っ張っておくと、よりきれいな仕上がりになります。

そして干している間に型崩れしないように、前のボタンは面倒ですが止めておきましょう。
襟もしっかり立てておき、袖口のボタンをはずしておくことで変なしわが出来にくくなるんです。

意外にもさかさまに干すのもいいみたいですよ。裾の両脇と身頃の3~4か所をピンチで止めて、バンザイした状態にすれば風通りも良くなり襟も袖も伸びるので、しわができにくくなるそうです。

しっかり水分を飛ばすためにも、天気がよくて湿度の低い12時~15時までには干しましょう。
夕方になると日も暮れてきて湿度も上がってきてしまい、せっかく乾いた洗濯物も湿ってしまうので15時ころには取り込めるといいですね。

ワイシャツにアイロンがけは必要なの?正しいやり方は?

アイロンは家事のなかでも一番苦手って思っている方は多いと思います。確かに準備するものも多いし、やり方が分からないし、時間もかかって面倒だし。
でもちょっとしたコツとテクニックを習得すれば、アイロンなんて苦じゃなくなります。もしかしたらアイロンするのが楽しくなっちゃうかも?!

そこでワイシャツをクリーニングに出した以上にきれいに仕上げる方法をご紹介!
毎日着るワイシャツだからこそ、自分でしっかり仕上げて気持ちよく過ごしたいですよね。

そこでプロのクリーニング屋さんも実践している上手にアイロンをかけるポイントがいくつかあるので挙げてみますね。

ワイシャツを湿らせる

せっかく干して乾いたのに…と思う方もいらっしゃるでしょう。しかしある程度生地を湿らせた方がキレイにしわが伸びるんです。

ほとんどのアイロンにはスチーム機能がついていて便利ですが、水滴がすごく細かいのでワイシャツに多い綿や麻などの素材は水滴が通り抜けてしまい、あまり効果的ではありません。少し面倒ですが、スチームより水滴の大きい霧吹きなどを用意して使いましょう。生地の上に適度に水滴が乗り、キレイにしわが伸びてアイロンがしやすくなります。

最近はしわ取りスプレーなんてのも売っています。出張先や子供が小さくてアイロンが使えない環境の時、収納ジワや着用ジワのような小さいしわなどは、しわ取りスプレーを吹きかけて手で生地を引っ張るだけでしわが取れることもあります。どうしてもアイロンするのが難しい時は、利用してみるのもいいですね。

アイロンの温度

ワイシャツの素材によって、アイロンの温度を変えた方がいいでしょう。
その際に取り扱い絵表示でアイロンの最適温度を確認してください。

ちなみに…
・「高」 → 180~210℃
・「中」 → 140~160℃
・「低」 →  80~120℃
・「×」 →」アイロン不可

綿や麻は高温が向いているので、綿100%のワイシャツは高温でアイロンしましょう。
ちなみに「中」に向いている素材はウールや絹、ナイロン、ポリエステル、レーヨン。「低」はアクリルやポリウレタンなどが向いています。

さらにあて布が必要かどうかもチェックしましょう。必要な素材なのにあて布なしでアイロンすると、生地にテカリが出てしまいワイシャツを傷めてしまうこともあります。

アイロンの動かし方

しわを伸ばそうと思うと、どうしても力いっぱいにアイロンを押えつけてしまいがちに。
しかしこれはかえって生地が寄ってしまい、しわの原因になってしまいます。

アイロンは先端ではなく後ろ側に力を入れるようにすると、滑るように動かせるので楽ちんです。
決してジグザグ動かすのではなく、まっすぐゆっくり丁寧にアイロンを動かしましょう。
生地には縦と横があるので、繊維の方向も意識してみましょう。左手でシャツをしっかり引っ張りながらアイロンをかけると、しわが伸びやすくなります。

アイロンする順番

基本的に細かい(狭い)部分から広い部分の順でかけていきます
先に広い部分をやってしまうと、細かい部分をやっている時にまたしわになってしまうからです。
襟や袖口、カフス部分は生地が二重になっていてしわが出来やすい部分なので、この部分は表裏両方からアイロンをかけましょう。そうすることで、着た時にかっちりとしたきれいな仕上がりになります。

・襟
・肩(肩ヨーク)
・袖口(カフス部分)
・袖
・袖
・身頃(前身頃→後ろ身頃)

細かい(狭い)部分から広い部分、上から下へと順番にと覚えるといいでしょう。

◆襟

表側からかけると裏側をかけた時に表にしわが出来ることがあるので、裏側からあてるようにしましょう。
アイロンを持っていない方の手で襟の端を持ってしっかり引っ張りながら、端から真ん中に向かってアイロンをかけましょう。こうすることで、案外目立つ襟の端にしわが出来なくなります。

◆肩

アイロン台の丸くなった部分に肩を引っ掛けて、襟を立てます。
肩はよく動かす部分なので、立体感を出す感じでかけていきます。
襟の付け根などの細かい部分は、アイロンの先をうまく使ってゆっくりしわを伸ばしましょう。
半分が終わったら、反対の肩を同じようにかけます。

◆袖口(カフス部分)

袖口は襟と同じで、裏側からかけていきます。
ボタンを外して袖口の端を引っ張りながら、真ん中から外へかけます。
ひっくり返して表側も同じようにかけていきます。細かい部分なので、やけどには気をつけてくださいね。

◆袖

ボタンがついている方を上にして、縫い目を引っ張りながらしわを伸ばしておきましょう。
ここでしっかりしわを伸ばしておくと、片面だけのアイロンでもきれいに仕上がるんです。
アイロンは袖口から肩の方に向かって動かしましょう。
袖と身頃の縫い目あたりはしわが寄りやすいので、縫い目に沿って丁寧にかけましょう。
袖口のボタンあたりは細かい部分なので、アイロンの先を使うといいですよ。

◆前身頃

先にボタンがついている方(右前身頃)からかけていきます。
後ろ身頃が重ならないように、アイロン台に広げます。
後ろ身頃を引っ張りながら縫い目をしっかり伸ばして、脇のあたりをかけましょう。
ボタンとボタンの間は、アイロンの先を上手に使って丁寧にかけていきましょう。
熱に弱いボタンもありますので、できるだけアイロンが当たらないように注意しましょう。

次はボタンホールの方(左前身頃)をかけます。
右前身頃と同じように、脇から縫い目に沿ってあてていきます。
胸ポケットがあるなら、下から上→外側から内側にアイロンを動かしましょう。

◆後ろ身頃

ワイシャツの中で一番広い部分です。
アイロン台には全部がおさまらないので、半分ずつアイロンしていきましょう。
その際に手でしっかりしわを伸ばして、ゆっくり動かすと良いでしょう。

以上のポイントをしっかり押さえてアイロンがけを行えば、気持ちのいいワイシャツに仕上がります。
でもアイロン台がない・アイロン台を出すのが面倒・もっと簡単に…なーんて思っている方には他にも方法があります。

テーブルの上でバスタオルやたためるアイロン敷きパットを敷いたり、最近はワイシャツをハンガーにかけたまましわが伸ばせるアイロンも売っているとか。
アイロンの需要頻度やライフスタイルによって、自分に合ったアイロン方法を見つけられるといいですね。

ワイシャツの保管の仕方

アイロンがけできれいにしわが取れたワイシャツも、保管の仕方によっては台無しになることも。
時間をかけてきれいにしたのに、それではもったいないし残念ですよね。

着たい時にいつでも着れる!いざという時にさっと着れる!しばらく着ないけどきちんと収納!
さまざまなシーンで最適な方法をご紹介。

たたんで収納

コンパクトに収納するのにおススメ。クローゼットやタンスの幅に合わせて畳むことで、スッキリ収納することが出来ます。蛍光灯や日光にも当たることがないので変色防止にもなります。

でも注意するポイントがいくつかあります。

アイロンがけの後はすぐに畳まない

アイロン直後のワイシャツは湿気を含んでいるので、30分以上はハンガーにかけておきましょう。

畳んだシャツは、無理やり押し込んだりたくさん上に重ねない

せっかく畳んだのに、重みでしわが入ってしまいます。
重ねる際に不織布や通気性の良い紙や布をかぶせるとほこりを防止することが出来ます。

襟元を崩さないために、カラーキーパーなどで襟元をキープ

襟元や袖口がピシッとなっていないだけで、印象が悪くなってしまいます。
ワイシャツを買った時についているので、捨てずに残しておくといいですね。

ハンガーにかけて収納

毎日着るシャツを畳んで収納するのがどうしても面倒だなぁって思う方は、ハンガーにかけて収納しましょう。
洗濯物を干して乾いたらそのまま収納。何も難しいことはありません。
この方法なら他のシャツと重なることもないので襟や袖口がつぶれないし、シャツの重みと重力でしわが伸びやすくなります。だからと言って押し込みすぎないように、ある程度の余裕をもってかけましょう。

ここでもいくつか注意するポイントをお伝えします。

ボタンを全部とめる

少し面倒な気もしますが、これをすることで身頃のしわがつきにくくなります。

ハンガーの種類をそろえる

肩幅より少し小さくて厚めのハンガーを使うと、肩のしわがつきにくくなります。
滑りにくい素材の薄手のハンガーなら、ラックにたくさん収納が出来ます。
どちらにしても、ハンガーの種類を揃えることで見た目もスッキリして気持ちがいいですよね。
最近は肩幅が変えられるハンガーも売られているようなので、利用してみるのもいいかも。

光が直接当たらず湿気のない場所に保管

変色防止のため日光や蛍光灯の明かりが直接当たらない場所に保管することをオススメします。
そう考えるとクローゼットにしまうのが最適だと思います。

湿気は下の方に溜まります。そのことを踏まえてクローゼットの中のレイアウトを考えましょう。
市販の湿気取りはクローゼットの下の方に置くのがいいですね。
ワイシャツをしっかり干して乾燥させるのはもちろん、消臭スプレーや除菌スプレーなどを使用した後の水分もしっかり乾かしてからしまいましょう。

晴れて乾燥している日は、クローゼットを開けて空気の入れ替えをしてみましょう。
その際に湿気取りに水分が溜まっていないかチェックしましょう。
溜まっていたらこまめに新しいものと交換してくださいね。

他にも書類ケースに入れたり、ワイシャツ収納専用ハンガーを利用したり、カラーボックスやスチールラックで棚を自分流にアレンジしたりと収納方法はたくさん。
ライフスタイルや着る頻度、自分の性格(めんどくさがり・マメ・きれい好きなど)なども合わせて一番効率の良い収納方法を見つけてみましょう。