タンブラー乾燥の意味は?間違えると服が型崩れ・縮むことになる、、

大切にしている衣類の洗濯表示に「タンブラー乾燥はお避けください」もしくは「タンブル乾燥禁止」の表示‥‥。

こんな場合、どうやってお手入れしたらいいの?と疑問に感じておられる方も多いことでしょう。

洗濯の際の決まりごとは、きちんと理解しておかないと大切な衣類を痛めてしまうことになります。

今回は、タンブラー乾燥とはどのようなものなのか?またタンブラー乾燥機能の上手な使い方について詳しく解説していきます。

タンブラー乾燥とは?どんな意味なの?

毎日の洗濯物を効率良く助けてくれるタンブラー乾燥機能。共働きや子育て中で何かと忙しい主婦の強い味方です。

日常的にタンブラー乾燥をしているという方が多い中、実は正しい使い方を知らないという方が多いのも事実です。

そもそもタンブラー乾燥とは、コインランドリーなどでよく見かける乾燥機能のことで、濡れている衣類を熱と共に回転させながら乾燥させることを指します。

昔はコインランドリーやクリーニング屋などにある業務用の洗濯機にしか付いていませんでしたが、最近では一般の家庭でも乾燥機能が付いたドラム式洗濯機を利用するようになりました。

洗濯機能と乾燥機能、1台2役をこなす家庭用ドラム式洗濯乾燥機は家事の時短にもなりますし、性能も良いので実に人気があるようですが、正しい使い方を理解していないと時には大切な服を傷めてしまう原因にもなりかねません。

タンブラー乾燥にかけられる服の見分け方

出典:消費者庁 洗濯表示

タンブラー乾燥ができる服かどうかは、衣類の裏についている洗濯表示を確認すればすぐに分かります。

これは衣類に適したお手入れ方法を表示したもので、おすすめできない洗濯方法についても指定して表示しています。

基本的にタグの中にはお手入れ方法が絵で表示されていますが、タンブラー乾燥可否のマークは「ドラム式洗濯乾燥機を表した四角の中央に丸が描かれたもの」です。

(上の画像、下の段真ん中2つ)

この表示の上にバツマークがついていれば乾燥機にかけることはできませんし、点があれば利用可能です。

真ん中にある点は乾燥するときに適度な温度を指定しており、2つ「・・」なら上限80℃ということ、1つなら「・」上限60℃を指しています。

家庭用の乾燥機は業務用と比べて強度が弱いので、適性温度まで的確に覚えておかなければならないと考える必要はありません。

ただ、タンブラー乾燥ができないものと上限60℃のものは意識して気をつける、くらいの心がけで十分です。

乾燥機のマークが見当たらない服の場合は、タグの裏などにある注意書きを見てみましょう。

「タンブラー乾燥はお避けください」とか「タンブラー不可」とか「DO NOT TUMBLE DRY」と書かれていたなら、タンブラー乾燥機能は使わない方が無難です。

おすすめの服や素材

でもいちいち大量の洗濯物の中から、タンブラー乾燥できるものとできないものをチェックするのは大変!と思われるあなた。

確かにそれでは家事の効率も落ちてしまいますし、忙しい中で毎回チェックするのは不可能でしょう。

実は、タンブラー乾燥できるものは幾つかの素材や用途のものに限られていて、それさえ覚えていればいちいちタグをチェックする必要なんてないのです。

ではここから、どんな素材のもの、用途の服がタンブラー乾燥に向いているのかご紹介していきます。

タオルなどのリネン類

タンブラー乾燥に向いている素材の中で代表的なものは、タオルです。

タオル類は比較的摩擦にも強く、縮まずに乾燥効果を発揮してくれます。

タオルをタンブラー乾燥するとふんわりとした仕上がりになり、日常的に量が多いタオルの洗濯も効率よく終えることができます。

靴下やハンカチなどの小物類

ハンカチや靴下などの毎日使う小物は、タンブラー乾燥を活用できます。

しかも通常の自然乾燥だと選択の後に取り出して、ひとつひとつピンチで吊る作業にも時間を要しますが、タンブラー乾燥ならまとめて乾いてしまいかなりの時短です。

ただ、ハンカチ(スカーフ)の中にはシルクが織り込まれていたり、デリケートな素材のものもありますので、どうかなと感じたものはタグをチェックしましょう。

家着の衣類

日常的に家で着る服やパジャマなど人目に触れないので、タンブラー乾燥でも問題ないでしょう。

人が見ないからシワになっても良いというわけではありませんが、通常部屋で着る服やパジャマは柔らかいスエット素材のようなものが多く、摩擦にも強いのでタンブラー乾燥向きです。

もし、少しパサパサした仕上がりが気になるのであれば、洗濯の際に柔軟剤を多めに入れておくと気になりません。

外からは見えないインナー類

毎日洗うことになる肌着などのインナー類。

基本的に洋服の下に隠れるものですし、着替える回数が多い夏などは数も増えますので、タンブラー乾燥を利用するのがおすすめです。

特に高級なものなどでなければ、合成繊維のものが多いため、乾燥も早く便利です。

ただし肌着や女性のブラジャーなどの中には、シルクや綿100%のものもあるので、チェックしておくことも必要です。

おすすめしない服、素材

タンブラー乾燥は、熱風と回転機能で衣類を乾燥させるため、布地には負担が大きくなるのも事実。

摩擦も強いのでタンブラー乾燥に向いていない衣類の場合、少なからず傷みが早くなる可能性も否定できません。

ですから、特に大切にしている衣類ならタンブラー乾燥の利用は控えた方が良いかもしれません。

タンブラー乾燥機能を正確に利用するためには、タンブラー乾燥におすすめできない素材や用途の服を知っておくと良いでしょう。

ではここから、タンブラー乾燥におすすめできない服の種類を詳しく解説します。

ウールやシルク素材

これは多くの方がご存知のデリケート素材。

ウールやシルクはタンブラー乾燥をしてしまうと生地が縮み、元に戻らなくなることもあります。

そもそも手洗いが推奨されている素材ですので、タンブラー乾燥してダメにしてしまうリスクを冒す必要はないでしょう。

だり、傷んだりする可能性があります。

コットンや麻素材

コットンや麻等が使われた天然素材使用の衣類はタンブラー乾燥には向いていません。

特に、麻は摩擦が強いと縮んだりシワになることが多く、元に戻りにくくなります。

コットンや麻100%ならもちろんですが、他のナイロン素材等と組み合わせてある場合でも、傷みの原因になるのでタンブラー乾燥は避けましょう。

革製品や合皮素材

全て革で出来ているものはもちろんですが、生地の一部に革や合皮を使用している場合にも、タンブラー乾燥は向きません。

素材が摩擦により撚れて痛んでしまいますし、劣化早期を促す要因にもなります。

革製品は一度ひび割れのような傷が入ると、なかなか元には戻らず、一部がはがれたり、色落ちしてしまうこともあります。

女性のストッキング類

女性のストッキングには、通常ポリウレタンやナイロンという素材が使われています。

これらの素材は高温に弱い性質があり、しかもデリケートなものですので摩擦にも強くありません。

しかも素材からしても、自然乾燥にはそれほど時間はかかりませんので、タンブラー乾燥は控えた方が無難です。

デコレーションしてある衣類類

特にお洒落ニットやカットソー生地に多いデコレーション服。

繊細なレースやビジュー、刺繍、スパンコールなどの飾りのついた衣類はデリケートな取り扱いが求められます。

どうしてもタンブラー乾燥すると、熱や回転で飾り部分が破損することが多いため、手洗いが適しています。

中には洗濯ネットに入れれば大丈夫という意見もありますが、逆にネットに引っかかったり、絡まりをほぐす時に飾り部分が壊れることも。

お気に入りの衣類であるなら特に、タンブラー乾燥の使用はおすすめできません。

タンブラー乾燥がダメな理由

タンブラー乾燥ができない服を乾燥機にかけてしまった場合にはどうなるのでしょうか?

トラブルの一例をご紹介し、タンブラー乾燥がダメな理由を解説します。

縮んだりシワができてしまう

タンブラー乾燥が禁止されている衣類をもし間違って乾燥にかけてしまった場合、一番のトラブルは服の縮み。

特にニットなどは半分以下の小ささになってしまうこともあり、なかなか修復はできません。

またタンブラー乾燥の回転により、服の型くずれもおきます。

ジャケットなどの形がしっかりしているものがヨレヨレになったり、スカートのプリーツが崩れたり、シャツの襟周りがだらんとなってしまうことがあります。

またタンブラー乾燥の際に折れ曲がった衣類がそのまま折れジワになり、元に戻らないことも。

色落ち、毛羽立ちの原因になる

美しい色合いの衣類でもタンブラー乾燥を繰り返していると、熱風の刺激を強く受け、色落ちや毛羽立ちが目立つようになることもあります。

光沢がなくなってしまったり、毛羽立ちが酷くなると修復不可能になる場合もあるので、タンブラー乾燥には気をつけなければなりません。

タンブラー乾燥禁止だけど、実は大丈夫?

出典:ヤフー知恵袋

お気に入りの服についている「タンブラー乾燥はお避けください」のタグ。

でも忙しい中手洗いする時間もないし、クリーニングにもっていくまでもない、そんな経験ありませんか?

確かに表示通りにするのが一番良いのですが、実際「タンブラー乾燥不可」の服を乾燥機に入れてしまっても特に問題なかった、という話もよく聞きます。

特に目立った損傷もなく、普通に乾燥できていたというのです。

確かに最近の洗濯機は性能も良いですし、ちょっと表示違いの服を入れてしまったからといって大問題になる事はありません。

とはいえ、素材によっては使わなきゃよかったと思うほど失敗してしまうこともあります。

ニットはかなり縮んでしまいますし、麻やシルクやコットンも生地が固くなったり、取れない折シワがついてしまいます。

タグの指示表示も、書き方によって禁止の度合いが違うと考えている方もいます。

「タンブラー乾燥禁止」の場合は明らかにダメなのは分かりますが、「タンブラー乾燥はお避けください」なら要注意という感覚なので、低い温度でタンブラー乾燥してみるという作戦。

これは意外に大丈夫なことが多く、取り返しのつかない事態にはなりにくいと思います。

結局のところ、タンブラー乾燥についての指示表示がついている衣類を乾燥機に入れるかどうかは、個人の判断次第ということなのです。

衣類が無事だったとしても、そうでなかったとしても自己責任であることには変わりありません。

もしお気に入りの服をタンブラー乾燥にかけるかどうか迷っているのであれば、ある程度の自然乾燥を行った後に乾燥機能に入れ、なるべく

タンブラー乾燥の時間を短くすることで損傷や縮み、シワを最小限に抑える方法もあります。

タンブラー乾燥にかけれない服の乾かし方

ではタンブラー乾燥ができない服はどんな方法で乾かすことができるのでしょうか?

早く効率的に乾かす方法についても解説していきます。

自然乾燥させる

洗濯ものを乾かす方法としてもっとも一般的な自然乾燥。

衣類に水分が残っているため時間はかかりますが、余分な摩擦等の刺激がないため、損傷のリスクはかなり低くなります。

急いでいる時や早く乾かしたい時には、扇風機の風を当てたり、風通しの良い場所に吊るしておくだけでも効果があります。

太陽光と風、この2つの条件が揃えばほとんどの洗濯物は1~2時間程度で乾くでしょう。

浴室乾燥機や衣類乾燥除湿機などを使う

最も早い乾かし方は、浴室乾燥機や衣類乾燥除湿機を使う方法。

衣類を吊り干し士ながら温風を当てるので、普通の風を当てている状態よりも早く乾きます。

自然乾燥よりも吊るしておく時間が短くて済むので、服が傷まず、大切な服のお手入れには向いていますが、機械を使うため電気代がかかります

日常的に使っている方は少ないようですが、自然乾燥が難しい雨季や冬の時期にはおすすめです。

タンブラー乾燥により型崩れ・縮んだ衣類の対処法

タンブラー乾燥によってお気に入りの服が損傷してしまったら、どうしたらよいのでしょうか?

型崩れや縮み、シワは洗いなおしてもなかなか元には戻りません。

クリーニングに出してプロに修復してもらう方法もありますが、自宅で簡単に対処できる場合もあります。

ではここから、タンブラー乾燥によって型崩れしたり、縮み、シワができた衣類の対処法についてご紹介します。

型崩れした服はアイロンで治す

型崩れ修復一番おすすめの方法は、アイロンの使用。

デリケートな生地のものなら当て布を使い、ゆっくりと中温の温度で崩れを治していきます。

ニット用品やウールなどの素材であれば、スチームアイロンを使い蒸気を当てながら生地を柔らかくし、型を戻します。

シワになった服もアイロンで治す

タンブラー乾燥によってできてしまった折シワ。この場合にもアイロンの使用が効果的でしょう。

通常衣類のシワを伸ばす時にもアイロンを使用しますが、それと同じ原理でスチームで生地を柔らかくしながら伸ばしていきます。

スチームは強力なアイロンなら問題ありませんが、もし威力が弱いものなら霧吹きを使用することもできます。

アイロンをかける前に霧吹きを使用して衣類を湿らせておき、あて布をして間接的に熱をあてます。

頑固なシワはなかなか1回のアイロンでは取れず、何回もしなければならないかもしれませんが、気にならない程度には回復するはずです。

縮んだ服はコンディショナーを使う

縮んでしまった服を髪を洗う時に使うコンディショナーを使って回復させるという方法。

通常コンディショナーに入っている「ジメチコン」という成分が、コーティング作用があり、繊維を守る働きをしてくれるのです。

ですから、使うコンディショナーの成分表に「ジメチコン」が入っている物を選びましょう。

服の縮みを治すには、以下の作業順番を参考にしてください。

①水を溜めれる大きめの入れ物にぬるま湯を入れ、コンディショナーを適量入れる。(3~5プッシュ分)

②縮んでしまった衣類を入れる。

③30分くらいそのままにする。

④衣類をすすいでヌメリを綺麗に落とし、陰干しする。

 

干す時には、縮みを伸ばすように少しずつ引っ張りながら、形を整えるようにするのがポイントです。

ハンガーの痕がつかないように平干ししたり、型を戻すような土台を作っておくことも効果的です。

ただし、この方法はウールやカシミヤなどの衣類には効果がありますが、化学繊維(ポリエステルやナイロン、アクリルなどの衣類)には効果がありませんので要注意!

 

まとめ

毎日の洗濯を効率的にこなせるように助けてくれる、タンブラー乾燥。

主婦にとって強い味方ですが、その一方で使用方法や注意事項をよく理解しておかないと、お気に入りの服が取り返しのつかない事態になってしまうこともあります。

タンブラー乾燥に向いている衣類とそうでない衣類があるので、上手に使い分ける必要があるでしょう。

うまく使いこなすことができれば、家事にかかる時間をサクッと短縮でき、大切な時間を有意義に過ごせるはずです。

 

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